第一部

２０１２年の中小企業のＩＴ活用
２０１１年は、ＩＴ分野で目覚しい転換点のあった年でした。
クラウド・スマートフォンを使ったワークスタイルの変化、 フェイスブック・ツイッターのビジネス利用、 否応ないウィンドウズ７への対応、 そして、東日本大震災を契機としたバックアップ意識の高まり。
今年１年を振り返り、自社のＩＴ活用の軸を見直し、 ２０１２年のＩＴ活用計画の参考になる情報提供を行います。

第二部

回らないＰＤＣＡサイクルから、実行するＣＡＰＤへ
中小企業の経営力をあげる最終兵器はＣＡＰＤです。
企業改革、営業力向上、業務改善、新商品開発。
多くの中小企業の悩みは、戦略の悩みより実行力不足です。
ＰＤＣＡサイクルを回して、とは口ではいうものの、 言いっ放しの会議、何度も繰り返される同じミスなど、 解決策はＣＡＰＤにあります。

第三部

持ち込み禁止なのにスマホだらけ？！
５年前のセキュリティポリシー、教育テキストで大丈夫でしょうか。
ノートパソコン持ち込み禁止のポリシーなのに、 ノートパソコンと同等以上の機能を持つスマートフォンを多くの社員が持っています。
ツイッターでの社員のつぶやきが大トラブルへ発展という事例も出始めています。
あの頃からは時代が変わりました。事件が起きる前に見直しあるのみ。
クラウド・モバイル時代のセキュリティの基本的な考え方を伝授します。

株式会社ブレインワークス　
ＩＴアウトソーシング部　マネージャ　渡利周司

ブレインワークス創業期から、ＩＴ部門一筋で、プログラミングからシステム設計、ネットワーク構築、Ｗｅｂ制作、ユーザ部門の指導までオールラウンドにこなす。中小企業のＩＴ化の苦労を知り尽くした現場で頼りにされる専門家。現在もビジネスの最前線に立つ傍ら、現場案件を指揮することを愛してやまない実践者。

株式会社ブレインワークス
経営サポート事業部　コンサルタント　藤原一博

山形大学大学院工学研究科博士前期過程修了後、大手建設会社を経て株式会社ブレインワークス入社。主に、企業の業務改善、情報セキュリティポリシーの策定、ＩＳＯ２７００１取得、Ｐマークの取得、セキュリティ監査、内部統制の構築、システム導入コンサルなどに携わる。 現在は、独立行政法人製品評価技術基盤機構でＣＩＯ補佐官を務める。

株式会社ブレインワークス　取締役　
経営サポート事業部　部長　大西信次

京都大学大学院エネルギー科学研究科卒業後、２００１年に株式会社ブレインワークスに入社。セキュリティサービス事業部長として、企業の個人情報保護対策、Ｐマーク取得の支援、社員研修などに携わる。個人情報保護に関するセミナーでの講演も行う。主な著書は『セキュリティ対策は乾布摩擦だ』『顧客づくりのためのプライバシーマーク活用術』『ＩＴ活用時代のリスクマネジメント』等